スキンケアを始めた方がいい、という話はよく聞く。
でも、何から手をつければいいのかまでは、
正直よく分からないままここに来た、という人も多いと思います。
時間も手間も、できれば増やしたくない。
そこまで強い悩みがあるわけでもない。
それでも、なんとなく気になって検索してしまった。
このページは、
そんな状態の40代男性に向けて書いています。
いきなり何かを始める必要はありません。
完璧なスキンケアを目指す話でもありません。
まずは、
「ここまで考えなくていい」
「ここまでやらなくていい」
そのラインを、一度整理するところから始めます。
40代男性がスキンケアを始めようとして立ち止まる理由
スキンケアが必要そうだ、という話は
最近よく目にするようになりました。
年齢の話、乾燥の話、見た目の話。
「確かにそうかもしれない」と思う一方で、
じゃあ何をすればいいのかと言われると、
そこはよく分からない。
自分も、まさにその状態でした。
仕事の関係で、皮膚の構造や仕組みについて
知識だけはそれなりに持っていました。
それでも、日常のスキンケアには
ほとんど手を出していなかったんです。
理由は単純で、
「面倒そう」「続かなそう」「そこまで困っていない」
このあたりが正直な気持ちでした。
スキンケア初心者の40代男性が最初につまずきやすいポイント
皮膚はこういう構造で、
年齢を重ねるとこういう変化が起きて、
放っておくとこうなりやすい。
そういう話は、頭では理解していました。
でも、それと
「自分が何かをするかどうか」は別でした。
むしろ知識がある分、
「ちゃんとやらないと意味がないのでは」
「中途半端ならやらない方がいいのでは」
そんな風に考えてしまって、
かえって手が出なかった部分もあります。
今振り返ると、
最初からハードルを上げすぎていたんだと思います。
40代男性のスキンケアは完璧を目指さなくていい
実際に自分の肌で試し始めて感じたのは、
「最初からちゃんとやろうとしなくてよかった」
ということでした。
完璧な手順を揃えなくても、
毎日欠かさず続けなくても、
肌はちゃんと反応します。
劇的な変化ではありません。
ただ、
「あれ、前より気にならないかも」
その程度の変化です。
でも、40代のスキンケアは
まずそれで十分だと感じました。
最初に意識してよかったこと①
完璧な肌を目標にしないこと
自分が最初にやめたのは、
「理想の肌」を思い浮かべることでした。
若い頃の肌と比べたり、
人と比べたりしても、
正直しんどくなるだけです。
それよりも、
「今より少し楽になればいい」
「違和感が減ればいい」
そのくらいの目標にしました。
すると、不思議なことに
気持ちも肌も、少し楽になりました。
完璧を目指さない。
これは手を抜くという意味ではなく、
続けられる最低限を探すという感覚に近いです。
最初に意識してよかったこと②
スキンケアは毎日やらなくてもいい
スキンケアは習慣だ、
毎日やるものだ、
というイメージは自分にもありました。
でも、仕事が忙しい日や、
帰りが遅い日、
正直何もしたくない日もあります。
そういう日に
「やらなきゃいけないのにできなかった」
と思うと、
それだけで気持ちが離れてしまいます。
自分の場合は、
「できる日にやればいい」
と割り切った方が、結果的に続きました。
毎日じゃなくても、
思い出した時にやる。
気になった時に触る。
それでも、肌は少しずつ変わります。
最初に意識してよかったこと③
今の自分の肌を否定しないこと
スキンケアを意識し始めると、
どうしても欠点ばかり見えてきます。
乾燥している気がする。
疲れて見える。
昔と違う。
でも、それは
「ダメになった」わけではなく、
年齢なりの変化です。
自分の肌を責めながらケアしても、
正直、あまり気分はよくありません。
それよりも、
「まあ、こんなものか」
「思ったより悪くないかもしれない」
そう受け止めた方が、気持ちが続きました。
40代男性のスキンケアは最低限からで十分
ここまでやってみて思うのは、
スキンケアは
「やるか、やらないか」ではなく、
「どこまでやるか」の話だということです。
完璧じゃなくていい。
毎日じゃなくていい。
詳しくなくていい。
このあたりを自分に許せたことで、
ようやく続く形が見えてきました。
もし今、
「何から始めればいいか分からない」
と感じているなら、
まずは考え方だけ整えるところからで十分です。
同じ40代男性として伝えたいこと
自分も、
スキンケアに無頓着だった側の人間です。
たまたま仕事の都合で
皮膚の話を知っていただけで、
実際に自分の肌と向き合うのは後回しでした。
だからこそ、
「ちゃんとやらなきゃ」と思って
動けなくなる気持ちも、よく分かります。
まずは、ここまででいい。
自分はそう感じています。
ここから先は、
必要になった時に、
一緒に考えていけばいい話だと思っています。

