40代になってスキンケアを意識し始めると、
次にぶつかるのが「乳液やクリームって、本当に必要なのか?」という疑問ではないでしょうか。
洗顔と化粧水については、なんとなくイメージがある。
でも、乳液やクリームになると、
いつ使うのか、使わないと何が起きるのか、正直よく分からない。
できれば工程は増やしたくないし、
「やらないとダメ」と言われると、少し身構えてしまう。
この記事では、
乳液・クリームを必須アイテムとして勧めることはしません。
化粧水との違いを整理しながら、
使う・使わないを今すぐ決めなくてもいい理由を、
40代男性の目線で一緒に考えていきます。
「必要かどうか分からないまま、止まっている」
そんな状態でも大丈夫だと思えるところまで、
ゆっくり整理していきましょう。
乳液・クリームは必要か?40代男性のための考え方
洗顔と化粧水については、ここまでの記事で少しずつ整理してきました。
お風呂で顔を洗って、出たあとに化粧水をつける。
まずはそこまででいい、という話でした。
ただ、その先に出てくる「乳液」や「クリーム」になると、急に分からなくなってしまう人もいるのではないでしょうか。
そもそも、いつ使うものなのか。
化粧水のあと?
朝も必要?
使わないと何か問題があるのか。
こうした疑問がはっきりしないまま、
「よく分からないから、今は使っていない」
という状態の人も少なくないと思います。
乳液・クリームは、分からなくて当然の存在
40代男性のスキンケアは、洗顔も含めて「お風呂の流れの中で済ませている」という人が多いのではないでしょうか。
朝は水で流すだけで、きちんと洗顔するのはお風呂のときだけ、というケースも珍しくありません。
そう考えると、
化粧水は「風呂上がりにつけるもの」としてイメージしやすい一方で、
乳液やクリームは、使う場面そのものが思い浮かびにくい存在です。
順番を知らなくても、
役割が分からなくても、
それは特別なことではありません。
多くの人が、そこまで考えずにここまで来ていると思います。
化粧水と同じ感覚で考えなくていい
乳液やクリームについて調べていると、
「洗顔のあとに化粧水をつけて、その次に乳液やクリームを使う」
といった説明を目にすることがあります。
ただ、この順番自体を、これまで意識したことがない人もいると思います。
化粧水までは何となく分かっていても、
その先に何が続くのかまでは知らなかった、という状態でも不思議ではありません。
こうした流れだけを見ると、
「全部やらないと意味がないのでは」
と感じてしまうこともあります。
でも、実際には、
化粧水と乳液・クリームは、同じ感覚で考えなくていいものです。
化粧水は、洗顔後の肌を一度整えるためのもの。
一方で、乳液やクリームは、
その後の肌の感じ方によって、必要かどうかが変わるもの
という位置づけになります。
使う人もいれば、使わなくても困らない人もいる
乳液やクリームを使うことで、
「肌が落ち着いた感じがする」
「時間が経っても違和感が出にくい」
と感じる人もいます。
一方で、
化粧水をつけていて特に不満がない人もいます。
使わなくても、日常生活で困ることがない場合もあります。
どちらが正しい、という話ではありません。
肌の状態や、生活環境、感じ方の違いによって、
必要性が変わってくるだけです。
「違和感があるかどうか」も、はっきりしなくていい
ここで言う「違和感」は、
分かりやすい症状ではないことがほとんどです。
ヒリヒリするわけでもない。
赤くなるわけでもない。
ただ、時間が経つと少し気になる。
触ったときに、なんとなく落ち着かない。
そういった、言葉にしづらい小さな感覚です。
化粧水をつけても、
こうした感覚があまり変わらない場合に、
「何か足したほうが楽になるかもしれない」と考えることがあります。
逆に言えば、
そうした違和感を特に感じていないなら、
今のままで問題ない、ということでもあります。
使わない=間違い、ではない
情報を見ていると、
「保湿は大事」
「フタをしないと意味がない」
といった言い方を目にすることがあります。
そう聞くと、
乳液やクリームを使っていない自分は
何か足りていないのでは、と不安になるかもしれません。
でも、今使っていなくて困っていないなら、
それはそれで一つの状態です。
使わないことが失敗なのではなく、
必要性を感じていないだけ。
その違いは、意外と大きいものです。
今は、考えなくていい
乳液やクリームは、
今すぐ決めなければいけないものではありません。
まずは、
洗顔して、化粧水をつける。
それを無理なく続ける。
その中で、
「何となく物足りないな」
「もう少し楽にならないかな」
そう感じるようになったら、
そのときに初めて考えれば十分です。
「乳液・クリームは必要か?」
この問いに、今ここで答えを出さなくても大丈夫です。
考えなくていい、という選択肢を残したまま、
スキンケアを続けていく。
それも、40代からのスキンケアのひとつの形だと思います。
